羊雲

羊 雲

✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

五十肩とコロナワクチン接種

f:id:white-ivy:20200225142710p:plain んともつまらんタイトルですが、うかつにも…五十肩になってしまいました。

うかつにも!というのは、後に気付いた思い当たる原因に対しての対策がやはり遅かったと思うからです。というのも、よく聞くこの五十肩、治るのに1年もかかるらしいとてもやっかいな病気なのです。

私は右利きなので、患ったのが左肩だったのは幸いでしたが、ちょっと友人に言っただけで、4人も経験者がいるほど、やはりポピュラーなのか?四十肩・五十肩。40代でなるか50代でなるかの違いで呼び方が変わるだけで、正式な診断名は肩関節周囲炎

そして、経験者にしか分からないであろう夜眠れないほどの激痛期を伴うとんでもなくあなどれない!病気なのです

今は、その地獄の激痛期を抜け、腕の可動域は狭いもののほぼ痛みが落ち着いた慢性期に入ったので、こうしてブログを書く余裕ができましたが、その診断が下されたのは9月中旬。そして、肩や腕の様子がおかしくなり始めたのは、半年も前の6月中旬なのです。

左肩にかけていたバッグの中身を左手で取り出そうとしたら、ビビッ左の二の腕にこれまで経験したことのないような激痛が走ったのです。

これまでも、後ろの物を取ろうとして少し無理に腕をひねって伸ばした時にピッと痛みが出る!というようなことはあったのですが、その時の痛みの強さと痛みが継続する時間が明らかに違いました。ビビッとした激痛が数秒あったのです。

でも、治まるとその後痛むことはないので、忘れていましたが、またしばらくして今度は別の動き前回とは違うところにビビッと激痛が走りました。そしてしばらくすると、また別の動きで違うところに激痛が…。

一番最初に痛みが出たのは二の腕だったのですが、通勤時に何年もの間、重いバッグを左肩にばかりかけていた故に肩を痛めたのが原因では?と思いました。なので、すぐに左肩にバッグをかけるのをやめ、同じように右肩も痛めるといけないので、バッグの中身を減らしたり、ミニバッグに分散させて、こちらは手で持つようにして肩に負担がかからないようにしました。

湿布を張り、なるべく悪い方の左肩を下にして寝ないようにするなどして様子を見ながら1か月が過ぎた7月下旬、回目のコロナワクチン接種日が迫ってきました。

右利きの私は、注射は通常左腕に打ちます。しかし、この状態の左腕にコロナワクチンを打っていいものか?と思い、相談も兼ねて整形外科に行きました。

その頃には軽いしびれも感じていたので、肩だけでなくのレントゲンも撮ることになりましたが、どちらも骨には異常はありませんでした。

「夜眠れないほどの痛みが出ることはありませんか?」と聞かれましたが、この時はNOです。

腕の可動域も、健常な右に比べると若干劣る程度でしたから、五十肩の診断は出ませんでした。他にも肩の病気はいくつかあるようなのですが、どれにも症状が当たらないようで、とりあえず痛みがあるところに湿布を貼り様子を見ることになりました。

病院のお盆休みを挟むので、次の診察は3週間後の8月中旬になりました。

ワクチンは、悪い方の肩に打つとその後痛みが出た時にワクチンの副反応による痛みなのか?肩の悪化による痛みなのか?が分からなくなるので、痛みのない方の右肩に打つよう言われました。

去年、インフルエンザワクチンを打った後、数日ほど腕が軽く腫れて赤くなり痒みが出たので、コロナワクチン接種後も副反応が出るだろうな~と思いました。

2~3日だとしても、ワクチン接種後どちらの腕も痛くて、寝る時にどちらにも寝返りが打てなくなるのは辛いなあ…、なんでこのタイミングでこんなことになっちゃったんだろう?と初めてのコロナワクチン接種に対する不安と合わさり、気持ちは沈みます。

これまで、重いバッグを左肩にかけて、片道1~1.5時間、徒歩と電車での通勤でした。コロナ禍になってからは電車が空いてきたので座れることもあったのですが、座れなければ重いバッグはずっと左肩にかかったままでした。バッグの中身は、財布やスマホ、眼鏡、定期といった必要最低限の物の他に、お弁当に水筒、晴雨兼用折り畳み傘に単行本(多い時は2冊。文庫本の方が軽いのですが、図書館で借りると文庫本より単行本の方がキレイなので)に会社の資料…とトートバッグがパンパンになるほど。周りの人に「重っ!」と言われても、少々重いくらい負荷がかかる方が骨が丈夫になる!というのを何かで読んでからは、鍛えているのだ!くらいの気持ちでいました。それが今回、加齢による筋力低下で痛めてしまったのではないか?と思ったのですが…。

『左肩に常に重いバッグをかけていたから』が原因ではない!と、整形外科のドクターにはキッパリ否定されました。

ならば原因は何~?と腑に落ちないまま、8月上旬、1回目のコロナワクチン接種を受ける日が来ました。

自治体よりも職場の職域接種の方が早く打てたので、ファイザーよりも副反応が強いと言われていたモデルナです。この頃は、第5波の真っただ中で感染者数が爆増していましたから、一刻も早く打ちたいー!と一心に願っていました。

そして、待望のコロナワクチン1回目を接種。

その日の夜、予想以上に腕が痛くなりました。ドアを閉めようと後ろに手を伸ばすだけでイテテテテ…と痛みが走ります。でも、反対側の悪くしている左腕の、時折起こる思わぬ動作で突然走る尋常じゃない激痛に比べると、たいしたことはありません。

しかし、接種した腕を下にして寝るのは痛くてできません。反対の悪い方の腕を下にすると即座に痛いわけではないのですが、長時間圧迫すると痛みが出るようで、途中で強い痛みに目が覚めたことがあり、これ以上悪化させるのは怖くてできません。私の母や息子はうつ伏せ寝もしますが、私は身体が固いのでうつ伏せ寝などできません。

よって、ひたすら仰向け寝です。

…あまり眠れなかったような気がしますが、ちょうど仕事が10日間の夏季休暇に入っていたので、気持ちは楽でした。

翌日の午後、ちょうど接種の24時間後に37.7度まで熱が出ました。だるさがあったので横に…いえ、仰向けになりましたが、悪寒や頭痛などはなく、さほどしんどくはありません。これ以上熱が上がるのを避けるために解熱剤を飲んだら、夜遅くには平熱になりました。

その翌日には、ワクチンを接種した方の腕の痛みはかなり軽くなり、徐々に引いていきました。その後は安静にしつつも、普通に家事をして過ごしたと思います。

しかし、夏季休暇が明け10日ぶりに出勤し、制服のスカートの後ろのファスナーを上げようとすると…違和感が。。。ファスナーは何とか上がりましたが、ホックが止められないのです!決して太ったからではなく、手がそこまで届かない!のです!!

仕方なく、ホックを前に回して止めて、再びクルッと後ろに戻しました。

同様に、エプロンの後ろのヒモが結べないなどのこの動作が出来なくなるのは、五十肩の典型的な症状だというのは後に分かったのですが、そうとは知らなかった私は2回目の診察時にそれを伝えませんでした。若き担当ドクターは、手や腕の軽いしびれが続いているので首のヘルニアの可能性を心配し、首のMRIを撮ることになりました。その病院には、MRIの機械がなかったので別のMRI専門クリニックで撮影した結果を持って、1週間後に3回目の診察を受けましたが、首に異常は無く、首のヘルニアではありませんでした。

「首のヘルニアだったら大変なので、まずはそうでなくて良かったです!」と言われました。

確かに!首のヘルニアでなくて良かった~♡

「…しかし、ならば何?ということになるのですが…」と、若きドクターは頭をひねります。私も病名が分からないままでは不安になります。薄っすらと…じゃあ五十肩?という空気が流れますが、ドクターの口からはその診断名は出ませんでした。

その時は、スカートの後ろのホックの他に若干髪が結びにくくなっていたので、少し動きが悪くなっているが工夫しているので何とかなっていると伝えました。痛みは、二の腕だったりひじの下だったり複数個所痛くなることがあるので湿布が足りないと伝えると、湿布は一番痛いところに1箇所だけ貼り、他は飲み薬の鎮痛剤で対処することになりました。「まだそこまで悪いわけではないので、今後は、痛みが強くなったらもっと強い痛み止め、動きが悪いのを改善したいならリハビリに通うということになります」と言われました。

その頃は、手のしびれや腕のだるさの方が不快だったので、リハビリをすると軽減するか?と問うと「それは神経から来るものだと思うので、リハビリでは治りません。」と言われました。

そして再び様子をみることになったのですが、2週間後の9月上旬が2回目のコロナワクチン接種直後だったので、副反応が出ると通院は難しいであろうということで3週間後になりました。

こうして、診断名がつかない不安をかかえたまま、症状は着々と五十肩へと進んでいき、回目のコロナワクチン接種後の強烈副反応と五十肩の地獄激痛期突入というW悲劇に大泣きすることになるのです。。。続く。