羊雲

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✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

五十肩とコロナワクチン接種 その2

f:id:white-ivy:20200225142710p:plain に異変を感じてから2か月が過ぎても、病名は分からないまま、腕のあちこちに痛みが出る為、湿布が足りなくなり、痛み止め薬も処方されることになりました。聞くところによると、厳密には湿布は1症状に1枚しか保険が効かないのでやたらと複数枚処方することはできないのだとか。

処方された痛み止め薬はロキソニンです。これを1回1錠、朝昼晩と1日3回飲み、胃が荒れないように胃薬も1回1錠、毎回一緒に飲みます。湿布を貼り忘れて寝ると痛くなって目が覚めるので、それも忘れずに貼ります。貼らないよりは、そして飲まないよりは効いているのでしょうが、全く痛みがないわけではなく、日によって違い、痛みやシビレにはむらがありました。

そして、9月上旬、コロナワクチン回目を接種。

1回目の接種後も熱が出たので、噂に聞いていた2回目接種後の強い副反応に備える為にも、夕食後忘れずに、ロキソニン1錠と胃薬1錠を飲みました。ロキソニンは腕の痛み止め薬として処方されていますが、解熱鎮痛剤なので熱を下げる効果もある為、整形外科のドクターからも、コロナワクチン接種後の副反応対策にもなるでしょうと言われました。

なのに!1回目の接種の時より早い12時間後の真夜中に、今まで経験したことのない高熱が出たのです!!

今回も右腕に接種しましたから、患っている左腕と両腕に痛みを抱え、再びひたすら仰向け寝なのでなかなか寝付けません。ようやく眠ったかな~という頃、あまりのしんどさに目が覚めました。自分では熱いという感覚はなく、風邪などで熱が出る時のような悪寒がしてきて…というのもなく、突然苦しくなったという感じです。呼吸が荒くもうろうとします。トイレに行きたくなったのですが、身体を起こすことができません。身体に力が入らないのです。これまでも、熱が出ると頭が重くて起き上がるのが大変というのはありましたが、その比ではありません。自分の身体を動かせないという、経験したことのない感覚にうろたえ、隣ですやすや寝ている旦那に手を伸ばすことも、声を出すこともできませんでした。息も絶え絶えに、なんとかしてずるずるとベッドから降りますが、今度はなかなか立ち上がることができません。全身の力を込めて立ち上がり、周りの家具に手を伸ばしながら進もうとして…よろけ、あろうことかドアに左腕をぶつけてしまいました。

しかし、その時はトイレに行くのに必死です。何とかトイレを済ませると、今度は吐き気がしてきました。おそらく脱水症状です。とても気持ち悪くて苦しくて、呼吸を荒くしながらそのままトイレの前でしゃがみ込みしばらく動けなくなりました。水分補給をした方がいいでしょうし、キッチンはすぐそこなのに、全く余力がありません。それに、水分補給をしたことでまたすぐトイレに行きたくなるのが嫌で、とにかく横に…いえ、仰向けになりたくて、はうようにして何とかベッドに戻りました。

しかし、一安心したのも束の間、今度はぶつけた左腕に打ち身による激しい痛みを感じ始めました。

夕食後にロキソニンを飲んだのに、なんで何にも効かないのー?飲んだあと時間が経ったからかなーー?と思いながら「痛いよ~、痛いよ~…」と小さい子供のように涙をポロポロ流しながら朝まで眠れませんでした。

私があまりの高熱と激痛で眠れない一夜に悶えているすぐ横で、朝になり普通に目覚めた旦那。今しかない!と、消え入るような声でアクエリアスを求めました。アクエリアスは、この季節、我が家の冷蔵庫に常備してあるのです。ベッドの中で水分を補給し、一緒に持ってきてくれたヨーグルトを食べた後、薬を飲もうとして…袋に残っているロキソニンと胃薬の数が合わないことに気が付きました。

どちらも毎回1錠ずつ飲んでいたので同じ数残っているはずが、胃薬だけ2錠少ないのです。。。

間違えたんだ!

昨日の夕食後、ロキソニン1錠と胃薬を1錠飲んだつもりが、胃薬を2錠飲んだんだ!どーりで、高熱は出るし、腕の痛みも強いはず!!

アホや。やっぱり私はアホや。。。

肝心なところで間違える大まぬけな自分がつくづく嫌になりました。いつも通りロキソニンを飲んでいれば、そこまでの高熱は出なかっただろうし、そうすればフラフラになってドアに左腕をぶつけることもなかっただろうから、激痛で泣きながら眠れない夜に苦しむこともなかったのです。。。

元々、そうした肝心な時に抜けたところがあるのですが、今回のワクチン接種2回目の強い副反応により頭がぼんやりし始めていたのかもしれません。

その後、確かにロキソニンを飲むと、もう疲れ果てていたのもあり…薬も効いてきて!眠りに落ちていきました。

本来ならば、解熱剤は熱が出始めた時に飲むのが1番効果的と言われます。熱が出始めるのが起きている時なら可能でしょうが、寝ている時なら、気が付いたら高熱に達していて薬を飲む余裕などとてもありません。今回の経験から、例え薬を枕元に置いて寝ていても、高熱が出てからでは自分で飲むのもかなり難しいと思いました。

噂通~りのコロナワクチン2回目接種後の強い副反応を諸に受けこの先再び来るであろう3回目の接種の時は、寝るまでに熱が出なかったら解熱剤を飲んで寝る!ことを強く肝に銘じました。

しかし、この時の地獄の夜は、ほんの一夜限りのこと。

その後すぐに、夜本当に眠ることができない激痛、五十肩の典型的な症状といわれる夜間痛が始まりました。その痛みは打ち身とはまた種類が違い、恐怖を感じるくらいビリビリとした鋭いものでした。

この尋常じゃない痛みに連夜苦しみ、次回の診察予約日を待てずに病院に行き、痛み止め注射を打ってもらいました。

痛み止め注射、と聞くと、さぞ効果があるのかと思っていましたが、その効果は個人差があるそうです。私の場合は、打つタイミングが遅かったのか?数時間ほどしか効きませんでした。そもそもが痛みの連鎖を断ち切るための一時的対処のようで、定期的に打つものではないと言われました。

この時には腕もすっかり上がらないし、後ろにも回らない、そして夜間痛の症状もあることから、ようやく五十肩の診断を受けましたが、ネットで調べる限り早々にそうであろうと思っていました。

3週間近くも続いた、この夜間痛との闘い。

ああ恐ろしや…五十肩。その続きは、また次回。。。