羊雲

羊 雲

✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

File32*続・複視とメガネ*

*右眼・黄斑前(上)膜の手術後、1年9カ月(51才)で白内障手術をしたモノビジョン私の場合*-(黄斑前膜の術後*2年9カ月)

 f:id:white-ivy:20200225152424p:plain 待たせしました。

だってー(中身はスカスカの仕事だけれど)この数か月続いている人手不足による週6勤務!に体力を奪われて…夕飯を食べたら 全スイッチが切れてしまう毎日で、ブログに向かう余力がなかったのです。。。

貴重な週1日の休みもシーツなどの大物を洗うのに2回目の洗濯機を回したり、季節の物を片付けたり出したり、諸々掃除したりで全っ然!休んだ気がしない。。仕事を減らせばいいのだけど、家事負担も減らさなくては、このままではボロボロになってしまう!!と、私はついに根を上げて、夕食後の食器洗い息子!に頼むことにしました。…毎日晩酌をするので食後は動けなくなる旦那!ではなく、10時にバイトから帰ってきて晩ご飯を食べスポーツニュースを見た後でも余力のある若き19才の息子は、このところの過剰勤務に過剰家事がのしかかりヘトヘトになって1日の最後の家事である食器洗いを半泣きになってしていた母=私をさすがに助けないわけにはいかなくなったのでしょう。頼むとあっさり引き受けてくれました!

…もっと早く頼めば良かった!!

食器洗いといっても大半は食洗器に入れ、食洗器に入れられないお弁当箱や鍋、フライパン、水筒、ボール、ザルなどを手洗いするのです。でもそのためには、食洗器内や洗い物カゴに洗って伏せてある食器や鍋を所定の位置にしまわなければなりませんから、それを含めるとそれなりに面倒で時間がかかるのですが、旦那に似て行動の早い息子は、これをサッサと楽々済ませてしまいます。そもそもがどんくさい私は最後の力を振り絞ってセッセと…えっちらおっちらしてしまうのに。時に隣の換気扇の下でタバコを吸っている旦那とスポーツの話題で盛り上がりながらカチャカチャと軽快に食器を洗っている息子。…なぜもっと早く頼まなかったのかしら?と思うほど、何だか楽しそうなのです。まあともあれ私は御年52才で食後の食器洗いからようやく解放され、カチャカチャ…シャー…と息子が食器を洗う音が聞こえる中、奥の寝室で横になったまま眠くなるまでの束の間の読書を楽しむことができるようになったのです !

うふふふん ♪ ブログが停滞していたこのひと月の間、私は以前から成し遂げたかった家事改革の大きな一歩を踏み出していたのでした☆彡

というわけで、さあー元気に本題に入りましょう!

 さーてはて、それまで二重に見えるものがあることは仕方ないとあきらめていただけに、プリズムレンズによってバチッと融像した瞬間にひどく感激した私は、期待を膨らませてメガネが出来上がる日を待っていました。…今は車を持っていないので運転の必要はないのですが、この先、又は実家に行った時に不安なく運転ができるようになるかもしれない!などとを出しながら…出来上がるまでの10日がとても長く感じました。

しかし、ようやくその日が来て、ちょっと緊張しながら出来上がったメガネをかけてみると…?!…先日融像できたはずの道路標識が再び二重に見えるのです。。。店員さんも困った様子で、確かに先日調整した時と同じレンズが入っているんですけどねぇ…とおっしゃいます。メガネを外すともっと離れて二重になるのでズレは近づいてはいるようなのですが…聞けば3プリズムのレンズが入っていて、これ以上のプリズム度数のレンズはこの店では扱っていないとのこと。0.8見える遠見度数も入っているので、度無しにしてプリズムレンズだけの方がいいかも?と試してみるも、ぼんやり二重に見え、う~ん…と唸ると、その店員さんも一緒になって頭を抱えて下さいました。

やはり網膜の変化による視界は、一筋縄ではいかないということなのでしょう。天候により明るさが違うだけでも見え方は変わりますから…。

でも、もしかしたら、2つ目のメガネのようにかけているうちに脳が慣れてくれるかもしれないし、見えやすい状況というのがあるのかもしれません。だって、先日は確かにバッチリ融像出来たんですから!なので、ともかくかけてみて、いろいろな状況でいろいろなものを見てみましょう!というところに落ち着き、私は早速それをかけたまま家に帰ったのです。

もう外は暗くなり始め、周りを見回しながら家まで歩きました。…信号は(私にとってはもう)お決まりのように離れて2つ光っています。勿論、お月様も!でも、メガネを外すともっと離れて2つに見えます。

家に帰ってからもそれをかけたままTVを観てみたり、料理をしてみたりしました。TVは二重になりません。でもTVは裸眼でもさほど二重にならないので、メガネをかけてもかけなくてもあまり変わらないということです。さほど、というのはシンプルな静止画になるとうっすら二重に見えることがありますが、それは気になるほどではありません。TVの映像は大抵常に動いてどんどん変わりますから脳内の画像処理が追い付かないのでしょう。メガネをかけたまま、TV画面の下にある小さく光る緑の電源に目線を向けると、それは2つに見えます。

このメガネ、右のみですが0.8の遠見度数が入っているので、近くはぼやけます。料理中、袋の裏に書いてある分量などが見えません。裸眼で料理をしても困ることはありませんから、料理の時はこのメガネをかけない方が近くが良く見えます。

つまり、近くを見ることが多い家の中で使うには向かないようです。

翌日はそれをかけて会社に行ってみました。遠見度数が入っている分、全体の景色はシャキッと鮮明な感じはしますが、ビルと空の境はやはり二重に見えます。 階段は足元にしっかり目線を向けないと怖いです!会社に着いてからは、近くがぼやけるのは不便なので外しました。…外すと、視界がしばらく安定せず…、結局そのまま日常では使わなくなりました。

まあ、そもそもが旅行先で景色が綺麗に見えるようになりたい!と作ったのです。なので、景色がどのように見えるか、自宅のベランダから遠くを見てみました。昼も夜も。景色全体を漫然と眺める分には鮮明なのですが、目線を動かしたときにシンプルなものを捉えると急にそこだけ二重になるのが、返って気になってしまいます。何でしょう?全体が鮮明になる分気持ちが上がり、急に二重に見えるモノが出てくるとガクンと気持ちが落ちて、その落差に疲れてしまうのです。

 ああこのメガネ、どうしよう?

確かに像が一致した瞬間があったのに!

と思いながら、少し離したり、斜めにしたりしていると、2つに離れて見えていたTVの緑の電源ランプが一つになったのです。…それって、プリズムをもっと上げればいいってこと?!でも、あのメガネ屋さんではそれ以上のプリズムは扱ってないと言っていたから、専門店ならあるのかな?と、以前マルさんが教えて下さった2つのメガネ屋さんのHPを再び見てみました。

 

再度、 マルさんがお話されていた吉祥寺の眼鏡店のブログ記事です。

(追記:ブログの形が変わりアドレスが変更になった為しばらく表示されませんでしたが、更新後のアドレスが分かったので差し替えました。2021/3/18)

opteria-glassias.jp

( ↑ 2017.3.27ー網膜前膜でお困りの方ー)

opteria-glassias.jp

( ↑ 2016.9.11-左右の像のサイズが違うー)

 マルさんが作ったメガネは、プリズムレンズではなく『黄斑前膜の術後の見え方が軽減する可能性のあるアニサイクルレンズ』というもっと専門的なレンズです。お値段も結構なものですし、かなりの厚さになるようです。

迷った挙句、とりあえずは3プリズム以上のメガネを気軽に試しかった私は、プリズムレンズを多く取り扱っているメガネ屋さんを見つけ相談に行くことにしたのです。

再び、続く。。。

 

横浜相鉄ビル眼科医院 (横浜駅西口、神奈川県横浜市西区)

ー*執刀主治医:鄭(てい)先生*-

 (注:鄭先生には、ブログ掲載の承諾を得ています)