羊雲

羊 雲

✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

File13*右眼●ー*黄斑前(上)膜の術後*決めた!

黄斑前(上)膜手術当時49才だった為、白内障手術を同時にしなかった私の場合*-

(黄斑前膜の術後*1年9カ月)

 f:id:white-ivy:20200225152424p:plain 眼・白内障手術の眼内レンズを、焦点40㎝に決めました!

私としては、ハーッ ハーッ ハーッ (…笑っているのではありません)と息が切れるくらいの、選択でした。…焦点40㎝と50㎝…、「そんなに変わらないんじゃないのー?」と言われそうですが…。。。

この数週間、私はずっと「40か?50か?…40か?50か?…」と口癖のように呟いていました。いろいろと想定したり、更に調べたりしてもなかなか決められずに、自分でもなぜこんなに迷うのか?…と。。。

確かに、私は、何かと どんくさい のですが、それは主に行動であって、思考における決断においては割とすぐに決められる方だと思っています。(よって、その理由はどんくさいからではありません!)…きっと、黄斑前膜になっておらず、左右のモノの大きさが同じに見えていれば、もっとシンプルに決断できたと思います。

元々希望する焦点は、40㎝でした。

だけれど、裸眼で1.0以上見えている正視の左眼が、将来白内障になり視力が落ちてきたときに、眼鏡で矯正すると、右眼の眼内レンズは焦点50㎝(2ジオプター以内)でないと(左右のモノの大きさが違って見える)不同視になる?

そもそも、そうなったときに、左眼だけ遠くが見えるレンズの入った眼鏡をかけて、眼鏡によるモノビジョンって成り立つの?

そうなったら、さっさと左眼も白内障の手術をして遠くが見える眼内レンズを入れれば、そのままモノビジョンでいられるのでは?…でも、そうなったら、中間距離が見えにくくなる?…ついに中間距離まで気にしだしたか?!

だって!今職場で目の前に座っている一回り歳上、同じ羊の眼鏡のオジサマ上司が、机に座りパソコンに向かうと普段かけている眼鏡を外し、パソコン距離用手元距離用の2つの眼鏡をかけ直しーかけ直しー仕事をしているのです。そして、しょっちゅう目の前の私に向かって「目が疲れる…」と言って目薬を点しながら「遠近両用の眼鏡にしようと思ってるんだけどね~」と言っているのに、いつまでも合計3つの眼鏡を使っているのを見ていると…それはそれは更に私にいろいろと考えさせるのです!

このように、私の性分はフル稼働し、諸々の想定による疑問が湧き出たのですが…、不確かなことは断言なさらない鄭先生を「予測不能です」と貝にしてしまったように…その予測の難しさにいつまでも決められなかったのです。。。

そして結局、中~遠距離を正視の左眼で見ることで、人の顔も鏡に映る自分の顔もそのままの形に見えることを重視したいので、右眼の縦長に大きく見える視界はなるべく近距離に抑えたい、そして今の生活とその少し先の生活を想定して考え、決めました。

今の仕事は、先ほど述べた3つの眼鏡を使っているオジサマ上司がいる職場はほぼデスクワークなのですが、もう一つの住宅販売の営業補佐の仕事では、受付、お茶出し、電話受付、パソコン入力他事務作業、在庫パンフの補充発注、住戸の掃除等…1日中、立ったり座ったり移動したりしていますから、術前や術後しばらくの頃はしょっちゅう老眼鏡をかけたり外したりしていました。制服があり、その胸ポケットに老眼鏡を入れていたのですが、うっかりどこかに置いてしまって、ない!ということもあり、その時にお客様がお帰りになった商談宅を急いで片付けたつもりが、ちゃんと片付いてなくて注意される!ということもありました。住宅販売の商談宅は、イマドキおしゃれな暗暖色で、必ず物件周辺の地図が印刷されたデスクマットが敷いてあるのですが、それに貼ってあったフセンや出たままになっていたクリップが、明るさが足りないのと地図のごちゃごちゃで裸眼では全く見えなかったのです。それからすると、今はちゃんと裸眼で見える!まで回復したことの有難さよ!!そして、私にとって、モノビジョンはこのような今の仕事にはとても便利なのです。

しかし、通常、白内障手術やレーシックでモノビジョンに設定する場合は、優位眼(利き目)を遠くが見えるようにするらしいのですが、私の場合は逆で(自然とそうなったのですが)優位眼の右眼で近くを見ているのです。いわゆる指で輪っかを作り、両目で見た状態で少し先にあるものにその輪っかが入るようにして、片目ずつつむって輪に入ったものが見える目が利き目らしいのですが…今、それをしてみても視力が落ちているボケボケの視界の右眼が利き目になるのです。利き目が変わってくれればいいのですが、長年担ってきたその座をなかなか明け渡そうとしないようです。術後間もなくの頃、アプリコットさんのブログにも書いてますが、利き目を変えよう!として、しばらく眼帯をつけて過ごしたことが懐かしく思い出されます。自分の身体の一部なのにコントロールできないもどかしさよ。。。(もう慣れましたが)私のモノビジョンに違和感があるのは、そのせいかもしれません。

私は今、車の運転もスポーツもしてませんし、今後もする予定がなさそうなので、このままモノビジョンで焦点40㎝の眼内レンズに決めました。でも、自転車には普通に乗っていますし、毎朝のように?駅まで階段を含め走ったりもしていますので、そのくらいの行動はできますが、車の運転や球技などのスポーツは難しいかも?と思っています。テニスや卓球でもする機会があれば、試してみたい気持ちはありますが、慣れれば遊びにはできるでしょうが、それをしっかり頑張りたい人にはモノビジョンはどうかな?と思います。車の運転やスポーツは、スピードや遠近感、視野の広さが重要だと思うからです。

(黄斑前膜の手術は白内障手術を同時にして左右の視力を同じようにする人が多いでしょうから、私のようにモノビジョンにはならないでしょう。術後数か月はダブって見えたりするかもしれませんが、網膜の戻りが落ち着くと、左右の視界の中間で像を結ぶと思います。私のように人の顔が少々歪んで見えることを気にすることよりも、運転やスポーツを優先したい人には、モノビジョンでないほうがいいと思います。)

普段、老眼鏡をかけるのは、パソコンやデスクワークをするときです。料理を作るときはかけなくても、みじん切りもできます。新聞を読むときはかけたほうが見やすいですが、寝る前に寝転がって読書をするときは裸眼です。

TVの距離は正視の左眼で見ていますが、普通に見ていますし特に疲れるということもありません。TVはそんなに長時間視ることはありませんが、パソコンは長時間使います。でもブルーライトカットの入った眼鏡のお陰か、特に疲れません。(黄斑前膜の手術をする前、ブルーライトカットの入った眼鏡もかけていないときは、とっても疲れていました。)

お月様は一番遠くにあるのに、シンプルなbackに光り輝いているので、近視の右眼もしっかり捉えてしまい、離れて2つに見えます。光っていなくても、単純なもの、しかも丸い物は少々遠くにあるものでも、ダブって見えます。

この今の視界と同じくらい、若しくは若干見やすくなるのを期待して、右眼に焦点40㎝の眼内レンズを選んだのですが、勿論、焦点ズレする可能性はあるそうです。それは、人の眼は精密機械ではないから、計算式通りにいかない眼球の形だとそうなりやすいとか。屈折とか難しい事は分からないけれど、つまりは眼球はほぼ丸いけど、精密にまん丸ではなく、多くの人の眼球の形を平均した計算式に沿って手術をなされるけれど、その人の眼球の形によりズレが生ずることもある、という理解でいいのかしらん?鄭先生?!

さあ、どうなるのか?

ちょっと、ドキドキ!ちょっと、楽しみ ♪ です。。。 

横浜相鉄ビル眼科医院 (横浜駅西口、神奈川県横浜市西区)

ー*執刀主治医:鄭(てい)先生*-

(注:鄭先生には、ブログ掲載の承諾を得ています)