羊雲

羊 雲

✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

File6*右眼●ー*黄斑前(上)膜の術後*のデメリットがメリットに☆彡

ー*黄斑前(上)膜手術当時49才だった為、白内障手術を同時にしなかった私の場合*ー

(黄斑前膜の術後*1年半)

 f:id:white-ivy:20200225152424p:plain の場合、手術をしたことによる一番大きいと思われるデメリットは、術後合併症である核硬化性白内障をもれなく発症してしまったことになるのでしょうが、私はこれをデメリットとは思っていません。 

白内障にはいくつか種類があるようですが、見えづらくなった水晶体を人工レンズに入れ替えるという手術(水晶体再建術)は同じだそうです。

我が黄斑前膜の友=ヨナはこれを聞いて…

ヨナ「えっ?!目玉を取り換えるってこと?」

私「目玉…というと白目も含む全部になるよねぇ…」

ヨナ「ああ…じゃあ!黒目を入れ替えるってことよねっ?!」

私「まあ、そうだよねぇ…?!」

という、何とも恐ろしくなるような会話のやり取りをしたのですが…、白内障!といえば、その昔亡き祖母が手術したときに初めてその名を知り、今や自分たちの親世代が順に対象となってくるであろう誰もが一番よく聞く眼の病気でしょう。でも、それがどんな手術なのかは知らない人がほとんどなのでは?と。。。

私は数年前にレーシックの手術をしていますが、これは素人表現で言うと、黒目の表面を薄~くレーザーで削っただけ!と認識しているのですが…、よく知ってみると多くの人が受けている白内障の手術の方がずっと凄いことをしている!!…そして私は、なぜか、アルプスの少女ハイジのおばあさんが目が見えなかったのを思い出し、あれはきっと白内障が進行したんだわ!と…、あの頃は白内障の手術という技術はきっとなかったのね…と思ったのでした。そして今更ながら、医療の技術の進歩ってスゴイ!!と今の世に生まれ、その恩恵を受けられることを有難いなあ…と思ったのでした。

万人がなるのであろういわゆる加齢性白内障は、老化が原因ですから個人差はあるのでしょうが、私の79才の父はようやく1年前に片目の手術を済ませましたが、75才の母においてはまだ手術をしていません。なのに、まだ50才の私が母を追い越して先に白内障の手術をしなくてはならないことは、単純に考えると悲しいことです。とてもゆっくり進む加齢性白内障と違って、核硬化性白内障急激に進行するので発症してから1年もてばよい方なのだそうですが、私は近視や眼精疲労が進んできているので、4月か5月頃に手術をお願いしようと思っています。(本当はもっと早くしてもよかったのですが、家族や仕事の都合上そのあたりに)黄斑前膜の手術から1年半ちょっとで再び手術です。

だったら、最初から黄斑前膜と同時に白内障手術をした方が良かったんじゃない?と思われるかもしれませんが、そうしていたらきっと現在便利に感じているこのモノビジョンという見え方を知り得なかったでしょう。

つまり、黄斑前膜の手術と同時に白内障の手術をしなかった→術後半年後くらいから、白内障が始まってきた→それ故に視力が下がってきた→結果、自然に右眼で近くを見て左眼で遠くを見るというモノビジョンになっていった!

これが私にとっては最大のメリットになったのです☆彡

黄斑前膜の手術(硝子体手術)と同時に白内障の手術をするかどうかのラインは、私がネットで調べたところでは、下は45才~上は60才と結構幅広い。私の通院している横浜相鉄ビル眼科のラインは50才で、私は手術当時49才4ヶ月だったため、「ピント調節機能を残しましょう。」という執刀主治医の鄭先生の提案を承諾し、白内障手術を同時にしなかったのです。(横浜相鉄ビル眼科HPでは、50才以上60才未満の人には、要相談となっていますが、同時に手術した方がメリットが多いようですね。)

、これがもし!「もうほぼ50才ですから、一緒にしちゃいますか?」などと言われていたら…(注!:鄭先生は決してこのような軽薄な言い方はなさいません!…じゃあ、誰?…いえ、あくまで、架空の、他院の若~いフランクなお医者様!の設定にしてみました!若い…、そう!若さゆえの悪気のない何げない一言!…のような…)とにかく!専門家(お医者様)にそう言われたら、きっとそうしたでしょう。

白内障の手術を同時にするならば、入れるレンズを<遠/中/近>の中からどれにするか選ばなくてはなりません。一般的には、見え方をこれまでと同じようにするために、優位眼に合わせるそうです。私の場合だと、それは正常な左眼(裸眼視力で1.0)ですから、右眼もそれに合わせ遠レンズを選んだでしょう。いくら私が下調べしっかり派で、事前にモノビジョンの知識を得ていたとしても、いきなり「これからはモノビジョンでいきたいので、左右で遠近別々の見え方になるレンズにしたいです!」とは、さすがに言わなかったでしょうから、偶然にして幸運な流れのように感じています。

追記;どうして黄斑前膜の手術(硝子体手術)をすると、術後に白内障になるのか?を鄭先生に伺ったら、以下の回答を下さいました。

「硝子体手術をするとなぜ白内障になるのか?実は、詳しくはわかっていません。硝子体を最小限しか切除しなくても白内障を発症することもありますし、若くても発症する時は発症しますし。代謝の変化、水流による刺激、眼内圧の変動、などがざっくりとした白内障のトリガーとして考えられますが、すべては仮説の域を出ないです。原因がわかっていれば対処の仕様がありますが、わかっていないので、硝子体の切除量を少なくする、可及的速やかに手術を行う、くらいしかできることがないのです。」

 と、とっても解りやすくて、丁寧な回答にちょっと感激 ♪(…って、ほんとに解ったの?)

 

横浜相鉄ビル眼科医院 (横浜駅西口、神奈川県横浜市西区)

ー*執刀主治医鄭(てい)先生*ー

(注:鄭先生には、ブログ掲載の承諾を得ています)