羊雲

羊 雲

✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

File45*右眼●ー*黄斑前(上)膜・回想録【7】術後3~7カ月頃*OCT画像付き

ー*同じ黄斑前膜の手術をしたハルさんと共にFile1*術後1年3ヵ月】以前を振り返ります。初めての方は、先に ABOUT をご覧ください。*ー

f:id:white-ivy:20200317205656p:plain 須作業だったこのブログの https化に長~い事手間取り、なかなか回想録を進められないでいるうちに月日が経ち…ハルさんとのメールも間遠になっていました。。。そんな訳で、前回の術後1カ月半から一気に術後6カ月になってしまったハルさんから頂いたメールです。⇩

(ハルさんは、2020/10 に左眼を手術されています。)

その後、特に大きな変化はありませんが、順調に回復しているようで、片目でチェックしておりますが、歪みはほぼ気にならなくなりました。

大視症はやや残っています。

両目で見る分には、自覚することはありません。

1月の検査で、矯正視力が1.2でした。

視力もほぼ回復し視界がクリアになりましたので、手術して本当に良かったと思っております。

 

メガネは遠近両用で有難いことに遠くも近くもよく見えております。

3回ほど作り直してもらいましたが、やっとストレスなく使えるメガネになりました。

白内障の眼内レンズの焦点距離は、30cmぐらいでしょうか、元々の近視の度数が少しだけ、減ったような感じです。左右差があまり出ない範囲でのことかと思います。

私も偽焦点が作用して、見える範囲が広がるといいのですが、まさに単!焦点のようで、焦点が合う範囲は狭いです。

 

ご質問いただいていた、大視症は、縦長というより少し右上がり気味で全体的に拡大された像です。

両目で2重にみえることは、意識したことはありませんが、片目でみると、たまに2重に見えるときがあります。

今日は見えずらいなと片目チェックしたときに、右目だったり左目だったり上下に二重にみえるときがあります。乱視の影響でしょうか?

でもたまにでる症状で、疲れ目なのかもしれません。

視力や乱視具合は、一日の内でも朝晩で変わりますし、体調や天候によっても変わるような気がします。

 

もう一点、術後に空気を入れた理由なんですが、聞くタイミングを逃して実は聞いていないのです。

説明では『うつ伏せになる必要はないが、術後2、3日は夜寝るときはできたら横を向いて寝てください。そう神経質にならなくていい、日中は気にしなくていいですよ。』とのことでした。

網膜剥離や黄斑円孔の手術で空気やガスを入れるのは剥がれた網膜を押し上げたり、穴を閉じる目的だったりと聞くので、黄斑前膜もできた肥厚や変形に圧をかけているのかなと勝手な解釈をしているんですが、どうなんでしょうね。

 

黄斑部の凹みが、ほんの少し現れたように思います。

数値のわかる資料は術前のものしかありません。

4月の受診後にまたご報告させていただきますね。

1月の受診の時、次回は半年後と言われたのですが、心配症なので3か月後の今月の半ばに予約を入れております。

というのは、左目の黄斑前膜発症時(前)に、飛蚊症があったのですが(術後は消えました)最近、右目に数も頻度も少ないですが飛蚊症がでるようになって、気にしております。

右目まで黄斑前膜や他の病気になったら怖いので注意しております。

1月の受診の際にも診てもらったのですが生理的なもので特に心配配ないと

言われたのですが、定期的に診てもらいたいと思っております。

年齢を重ねると、いろいろ心配事が増えます。

(⇧以上、ハルさんからのメールです。)

 私が、 https化という気の重~い必須作業に難航し長い事固まっていた間に、ハルさんは度数を3回も変えながらもストレスなく使える遠近両用メガネを作られて、良好な視界を手に入れていらしたようです。メガネが合っているから、右眼と左眼の視界が上手く融像出来ているのでしょう。「二重に見えることを意識したことは無い」とおっしゃっています。矯正視力1.2まで回復されて素晴らしいです!

術後3ヶ月時点でのOCT画像も見せて頂いたのですが、私の術後1カ月半と同じくらいの凹みが出来始めていました!ハルさんの病院では断面図の画像はあるのですが、数値を表した資料がないようなので、私との厳密な比較はできないのですが、見た目には、その頃の私の画像ととても良く似た形に見えます。出来始めた凹みがどこまで凹んでいくか、今後が楽しみですが、既に視界に満足していらっしゃるようですので、期待には及ばないのかもしれません。

ここで、分かりやすいようOCT画像を載せますね。

 ハルさんのOCT画像は載せられないので、今回も私の画像です。⇩

術後1カ月半⇒ 3カ月⇒ 7カ月

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眼で二重に見える時があるのは、私も乱視の影響でしょうと言われましたが、『白内障も、濁った水晶体の核が硬くなり、不正乱視を作るために二重に見える症状が出る』ようです。

最も顕著なのは、月を片眼で見た時です。私の場合、両眼で見ると、月は二重どころかハッキリ離れて2つに見えるのですが…それは困る事ではないので受け入れています。

飛蚊症に関しても、私も健常な左眼に少しありますが、普段は気が付きません。片目で空などを見ると分かるくらいです。黄斑前膜の手術時に硝子体を吸い取られた右眼は、今は体液で満たされているので飛蚊症はないよね?と思い、右眼だけで空を見てみるととても小さな塵のようなものがうごめいているのが見えます。左眼に見える物とは大きさも形も全然違います。手術後しばらくは無かった気がしますが…でもこれも何にも困ることは無いので気にしていません。

飛蚊症に関して分かりやすい記事を見つけたので参考に⇩

www.healthcare.omron.co.jp

さて、の術後3~7カ月頃はどうだったのか?思い出してみると…、白内障手術を同時にしていなかったので、その経過観察もあり毎月のように通院していました。OCT画像をご覧頂くと分かるようにの数値は順調に下がりその分凹みも少しづつ凹んでいっているのに、それに合わせて視界が改善している実感はなかなか感じにくかったように記憶しています。そしてその理屈に合わない実態に、気持ちも不安定になっていました。

この頃は、確か更年期障害が強くなってきていて、寝つきが悪く、眠りも浅く、長時間眠れないことに困っていました。ちゃんと睡眠が取れないのは網膜に絶対良くない!術後早いうちがより網膜が戻ってくれる時期なのに…眠れない場合じゃない!!と焦っていました。そんなとき、鄭先生に「視界が安定するには2~3年の月日を要しますので、一喜一憂されない方が…」と言われ、3年!と、その時は遥~か先の事のような衝撃を受けましたが…なのことはない、光陰矢の如し、今や術後4年半となりましたが。

術前から術後10ヵ月までのOCTの数値をグラフにしていたので公表します。初公開です!

サークル内の数値を、中心、内輪(=真ん中の輪)、外輪(=外側の輪)の3つに分けて、内輪と外輪は4つ数値があるので、足して4で割った平均値を出してグラフにしました。⇩

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こうしてみると、私の場合は、術後3ヵ月まではグッと下がり、その後は緩やかに下がっています。数値が上がっている時があるのは、検査の時に中心を見る位置がズレてしまった為のようです。3~5ヵ月間は、停滞しているのが見て取れますね。

見え方としては、少しでも暗いとやはり近くが見えないので、職場でも100均の老眼鏡をかけたり外したりして、ないと困るので、どこかに置き忘れないように気を付けていました。しかし、左右ともちゃんと度が合っているわけではなかったので、仕事で入力ミスをすることが何度かあり、ちゃんと合った老眼鏡を作ることにしました。網膜の戻りと共に視力も変化するのではないかと思い、一年間レンズ交換無料の zoff で作りました。

普段はメガネなしで過ごしていたのですが、手術した方の眼を鏡で見ると黒目が内側に寄ったように見えたり、人の顔がおでこから上を少し伸ばしたように縦長に見えることがあり、戸惑うこともありました。

目が疲れると鈍痛がするので、目薬を持ち歩いていました。

この頃は、術後の合併症である白内障になることが嫌だと思う気持ちが強くて、心も視界もとても不安定な時期でした。

しかし、その後、漏れなく白内障になり、視力が落ちることで、右眼だけ近くが見えるようになっていきました。それは、右眼で近くを見て、左眼で遠くを見る、モノビジョンという新たな視界を得ることになっていくのです☆彡

 

 横浜相鉄ビル眼科医院 (横浜駅西口、神奈川県横浜市西区)

ー*執刀主治医:鄭(てい)先生*-

(注:鄭先生には、ブログ掲載の承諾を得ています)