羊雲

羊 雲

✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

File44*右眼●ー*黄斑前(上)膜・回想録【6】術後1カ月半*OCT画像付き

ー*同じ黄斑前膜の手術をしたハルさんと共にFile1*術後1年3ヵ月】以前を振り返ります。初めての方は、先に ABOUT をご覧ください。*ー

f:id:white-ivy:20200317205656p:plain 回は、術後1カ月を過ぎた時のハルさんから頂いたメールから始めます。⇩

(ハルさんは左目を手術されています。)

 私のほうは、有難いことに順調に回復しているようです。

歪みも大視症も半減したように思います。

左目片目で見るとパソコンやタブレットの文字が波打って泳いでおりましたが、今はある程度、直線状に並んで見えます。

同じように、片目チェックは癖のように、あらゆるところでしておりまして通勤途中、鉄橋がみえるところで、通る電車が術前は電車がうねうねと波打っていたのが、ほぼ直線に見えるようになりました。

 

視力も徐々に回復しているようです。

 

気になっていた黒い浮遊物も見えなくなりました。

くっきりとしたものだったので消えるか不安でしたが、本当に良かったです。

 

当初、黒い物体が心配になりネットで調べたところ、

横浜相鉄ビル眼科医院の硝子体手術のQ&Aのページに以下のように載っておりました。

http://www.isao.com/vitdaysurgery.html

硝子体手術後に現れる『黒い小さなものは、炎症細胞や目の中の濁りのようなもので、時間と共に薄くなっていくと考えられます。』

このQ&Aを見て、だいぶ安心したものです。

 

空気を入れたことについては、術前から言われており理由については説明がなかったので特に疑問を持たなかったのですが、黄斑前膜の手術の体験記などを見る限りあまり症例がなかったので、後からふと疑問がわきました。

来週、診察に行きますので尋ねてみようかと思います。

 

白内障の眼内レンズに関しては、

焦点距離はもっとよく考えるべきだったなと後悔しております。

手元に合わせた今、元々の生活ではありましたが、日常生活でメガネ、コンタクトなしでは生活できないので欲が出て裸眼での日常生活が実現できたら、どれほど快適だろうと少々後悔しています。

(ここでいう日常生活とは、歩いたり家の中での家事やテレビをみたりという手元を見る以外の生活です。)

 

眼内レンズを決めるときは、黄斑前膜のことばかりに気をとられておりましたので、

なるようにしかならないと運任せのところがありました。

白内障手術の体験記で、焦点を手元にあわせても、中間距離はそこそこ見えるように書いてあったのを見たものですから、もう少し見えるんじゃないかと期待していたところもあります。

  

近い将来?右目の白内障の眼内レンズを入れるときがきたら、モノビジョンも視野に入れ検討したいと思います。

白内障のレンズ選びは一発勝負になりますから、もっと慎重になるべきでした。

まずは、心配されていた クッキリと見える黒い浮遊物などがなくなり順調に回復されているとのこと本当に良かったです♡ ハルさんは他院で手術されていますが、横浜相鉄ビル眼科のQ&Aに救われたなんて…大高先生の膨大な情報提供に感謝です♡

私も、今は黄斑前膜だった右眼をつむり正確な形で見える左眼でチェックする癖がついていますが、術後しばらくの間は手術した眼だけで術前の見え方と比べるということをよくしていました。いつも見ているもので比較して、術前よりも歪みが減ったのを実感したり、膜が取れてクリアに見えるようになったから2重に見えるものも出てきたりしていました。その頃は、駅の流れる電光掲示板が2段になって流れて見えたり、駅の時刻表がごちゃごちゃして見づらかったのを覚えています。

その頃の楽しかったことを一緒に思い出したので、少々お話致します。

ちょうど弟に子供が生まれ、お宮参りで両親が来ていたので、私も同行しました。生まれたての時は壊れそうなくらいに小さかった姪っ子が3カ月でしっかり成長していたので「大きくなって~♡」とみんなで姪っ子を囲んだ瞬間、ベビーカーに収まったまま身動きの取れない姪っ子はニッ満面の笑みを見せたのです。それが瞬時に、あまりにも満面の笑みだったのが可笑しくて、一同でどっと笑ってしまいました。そばにいた弟曰く「エンジェルスマイルって言って、周りの人に愛されて生きていく為の生理的反応なんだって」と。調べてみると、生後3カ月頃までによくある生理的現象で『3か月微笑』と呼ばれることもある、とあります。しかし、微笑を越えた、笑いを取るほどの満面の笑みを見せてくれた姪っ子に早くも大物の予感がしながら、とても楽しいお宮参りになりました。

私が息子を産んだときはそんな言葉知りませんでした。…微笑?…そういわれると、息子は生まれた時からずっと人見知りがなく、誰にでもニコニコしていました。抱っこしている又はベビーカーを押している私にはその表情は見えないのですが「可愛いわね~♡愛想のいい赤ちゃんね~♡」とよく外出先で知らない人に話しかけられていましたっけ…。なのに、今はむしろいつも仏頂面。う~ん?

そしてお宮参りの後日、両親と東京スカイツリーに行くことにしました。息子は社会科見学で行ったことがあり、平日で学校があったので両親と私の3人で、私も初めてのスカイツリーでした。スカイツリーから夜景を見たいので、その前にどこか散策できるところへ…と浜離宮恩賜庭園に行きました。秋空の下、天気も良く広い庭園をゆっくり散策していたら、偶然、庭園内から隅田川を北上する船が出ていてスカイツリーの側まで行けることを知り、それならば!と船に乗っていくことにしました。船は意外に大きくて修学旅行の学生や外人さんも多く乗っていて、船から見る東京の街並みは電車から見るのとはを違い、一気に観光気分が盛り上がりました。船を降りてから、当時まだスマホを持っていなかった私は立て看板の地図を記憶しスカイツリーまで歩いたのですが、近くまで来ているはずなのに、大きくてすぐ見つかりそうなその姿が見えず、間違えたかな?と思った途端、建物と建物の間にいきなりドーンとスカイツリーが現れました。それはそれは見上げるとふんぞり返りそうなくらいで、大木を見上げるアリになったような気持ちで3人で「わーっ!」と驚いた、笑ってしまいました。上階から見る東京の夜景もキレイでしたが、地上から生で見る夜のスカイツリーの方がずっとキレイでした°˖✧

そんな楽しい記憶の方が印象に残っていて、浜離宮の景色はどんな風に見えたのか?とか、スカイツリーの夜景はちゃんと見えたのか?という厳密なところまでは覚えてないのですが、そんなに不満を抱いた記憶はありません。昼食を取るのに入った海鮮屋さんが薄暗くて、メニューが見えず老眼鏡をかけた覚えはあります。手術前から持っていた100均の老眼鏡でしたが、老眼鏡をかけたということは、それを想定して老眼鏡を持ち歩いていたのでしょうから、少しでも暗いと老眼鏡がないと見えない状況だったということでしょう。

 

術後1カ月半の私のOCT画像を載せますね。⇩

術後3週間⇒ 術後1カ月半:正常な左眼

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よーーーく見ると、術後1カ月半、いえその前の術後3週間の画像も極わずかに凹みができ始めています。その後少しずつもっと凹んでくるのですが、ただ、凹みがあるのとないのとで、どれほど視界に違いがあるのかは分かりません。

 ハルさんは、白内障のレンズを反対の目に合わせて近くにしたけれど思った以上に中間距離が見えずに不便を感じていらっしゃるようで、今後モノビジョンも考えたいとおっしゃっています。

現在モノビジョンの私から申し上げると、黄斑前膜の術後に両眼近くが見えている人が眼鏡をかけてどんな風に見えているのかが分からないので、どっちが良いかは分かりません。黄斑前膜のモノビジョンは、近く~中間距離は比較的見やすいですが、遠景は(主に外は明るすぎる故)文字は読めますが、景色全体は2重に見えるものが出てくるためシャキッとしないなど、健常眼のモノビジョンに比べて視界に違和感があり不完全です。それでも、家の中で家事をしたり、会社の事務所内で仕事をしたりする分には眼鏡なしでほぼ見えますし、太陽光よりは抑えられている室内では見え方に違和感もないので私は満足しています。

しかし、これもまた、目に見える比較が出来ないのが難しいところなのです。。。

 横浜相鉄ビル眼科医院 (横浜駅西口、神奈川県横浜市西区)

ー*執刀主治医:鄭(てい)先生*-

(注:鄭先生には、ブログ掲載の承諾を得ています)