羊雲

羊 雲

✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

File42*右眼●ー*黄斑前(上)膜・回想録【4】術後1週間*OCT画像付き(追記)

ー*同じ黄斑前膜の手術をしたハルさんと共にFile1*術後1年3ヵ月】以前を振り返ります。初めての方は、先に ABOUT をご覧ください。*ー

f:id:white-ivy:20200317205656p:plain 私にメール相談を下さってから10カ月後に手術をされたハルさん。

ハルさんは50代後半なので白内障手術同時にされました。

白内障手術を同時にするかどうかは50才になっているかが一つの目安のようです。理由は50才以上の人は黄斑前膜の術後近いうちに白内障を発症する率が高いから。また、同時に手術する方が白内障手術のリスクが低くなるとか。あとは白内障が少しでもあると手術しにくいそうです。実際私は当時49才だったので同時にしませんでしたが、やはり1年経たずして白内障になってしまいました。それでも同時にしなかったからこそ、モノビジョンという選択をすることが出来たんですけどね。)

手術後1週間のハルさんのメールを一部紹介しますね。

白内障の手術も同時にいたしました。

アイさんが体験された『半分白い』は、私も術後数日は鮮明でしたが、

その後、それほどでもなく『若干白い』になりました。

特に肌の色が明るく見え、本当にびっくりしました。

 

あと、硝子体手術に関して、特殊なガスではないのですが空気を入れました。

術中に剥離や穴があいたとかではなく、術前から空気を入れると説明があり黄斑前膜の手術では珍しいように思います。

 

別段うつ伏せが必要ではなく普通に過ごしました。

空気が完全に抜けたのは昨日で、今日ようやく視界全開なのですが、

術前にはなかった黒い浮遊物が視界の端っこにあり、まだまだ違和感があります。

でも視力はそこそこ戻ってきているような気がして、手術して良かったと実感しております。

 

空気が入っていたため、視力検査やOCTはまだしていないのです。

膜が取れて、どれだけ厚みが減っているのか気になりますが、

歪みや見え方は自分で自覚できるものなので、今の状態であれば

あれだけ怖かった手術ですが、やってよかったと心から思います。

 

視力が落ち着くまでしばらくかかりそうですが

歪みはある程度は治らないと承知しているので、進行が止められただけでも有難いことだと思っております。

手術の時の様子の記述はなかったのですが、本当に怖かった手術が無事終わり、結果が良好なことに大きく安堵されている様子が伝わってきます。私も本当に良かった~と思いました♡また、事前にガスを入れることになっていて、ガスを入れてもうつ伏せで過ごさなくてもよいこともあるんですね。

の術後すぐはどうだったか?思い返してみると…、黄斑前膜の術後も白内障と同様1週間は目に水が入ってはいけないので洗顔や洗髪は禁止だしお風呂も厳重注意でした。寝る時もゴーグルを付けていました。

術後1週間はパソコンはしない方がいいと注意書きにあったので仕事は休みました。何より術後は白目が全体に真っ赤になるので、半分接客もする私は当然客前に出られないだろうと思い1週間休みを取ったのですが…。1週間経ち、ようやく目の赤みも引いてきた時「よし、1週間過~ぎた♪」と解禁の喜び勇んに友人に少~し長めのメールを打っていたら、手術とは反対の目が結膜出血してしまったのです。結膜出血は初めてだったのであわてました。痛みはないのですが、調べると特に対処方はなく1週間程度で自然に消えるのを待つしかないとあります。ストレスなどが原因とありましたが、手術していない方の目にも負担が掛かっていたんだなあと驚きました。しかし見た目に白目が半分鮮血色に覆われるので、息子に「…ホラーだ!」と言われながらも仕方なく仕事復帰しました。会社には目の手術で休むと言っていたので、出社すると(実は)結膜出血で目が半分真っ赤な私に「そっちの目を手術したのねー!もう大丈夫なのー?」とみんなに心配され「あ、いえ、その…はあ、まあ…」と都度説明するのもめんどくさいことに。でもその見た目がホラーなことで、返ってみなさんに同情され…優しくフォローしてもらえることになりました。hahaha。

追記:私のOCT画像を添付しました。

手術1か月前⇒ 手術翌日:正常な左眼

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手術前の断面写真(左⇧)は、膜が張り付いているのが何となく分かりますよね。

手術後(真ん中⇧)は、膜が取れたことで特に上の写真の左側の盛り上がりが減っていることが分かります。膜によって引っ張られていた網膜が放たれたからでしょうか、たった1日でこんなに目に見えて戻ったのはこれきりでした。

左眼の正常な網膜は、窪みの周りが少し高くなっています。

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手術1か月前⇒ 手術翌日:正常な左眼

下の写真の数値は、上の写真=黄斑部の高さ?(厚み?)の平均値のようなものだと思うのですが、手術前は膜が視界を遮っている為に検査機の中心を見ることができず検査結果がズレています。手術翌日も、手術後からずっと張っていたガーゼを取って間もなくの撮影だったからか若干ズレています。(色が不鮮明なのは医院のコピー機の調子が悪かった為です。)

それにしても、正常な左眼黄斑部の何とも言えない優美な窪み°˖✧

何度見てもうっとりしてしまいます。。。

 

追記2:

そういえば、術後1週間検診の時に抜糸をしました。白眼を縫われていたようなのですが、全く分からないほど違和感がなかったので、鄭先生に「今日は抜糸をします。」とサラリと言われ「えっ⁉」と驚いている間に看護師さんに「はい、しっかり頭を付けて…」と押さえられ「痛くないの?」と思う間もなく、鄭先生は無言のまま瞬時に抜糸を終了されました。

ビッ!と一瞬衝撃が走りましたが、その後痛みや眼が赤くなるということもありませんでした。鄭先生にとっては日常的に行っている医療行為なのでしょうが、私の思考回路が追い付かないほどの見事なその手際の良さに圧倒され、惚れ惚れと致しました。

横浜相鉄ビル眼科医院 (横浜駅西口、神奈川県横浜市西区)

ー*執刀主治医:鄭(てい)先生*-

(注:鄭先生には、ブログ掲載の承諾を得ています)