ー*黄斑前(上)膜手術当時49才だった為、白内障手術を同時にしなかった私の場合*-
(黄斑前膜の術後*1年8カ月)
右眼・白内障手術の予約を、6月にお願いしてきました!
右眼の矯正視力は0.6でした。
が、例のCマークはとっても薄く、にじんでぼんやりとしか見えませんでした。
…これが見えるといえるのか?…いっそのこと「見えません!」と言った方がいいのでは?…こんなの見えてるうちに入らないじゃん!!と思っている心とは裏腹に、口では「う~ん…、右~?」「…ん~…、上~?」と言ってしまい、それが全部当たっていたのか?検査士さんは何だか満足気でしたが、私は…何ともスッキリしない結果でした。
この視力検査、実は大高先生が以前に連載されていた大高 功のガイド記事一覧 All About
のどこかの記事に「…視力検査で頑張ってしまう人がいるが、正しい結果のためには頑張らないでほしい…」のように書かれていたので、そうか!と意を決して臨んだのです。にも関わらず、根が頑張り屋さんな私は「見えません!」と言い切れずに…「ん~」と唸りながら目を凝らし、それを検査士さんは優しく静かに待ってくれるのです…。そして、まるで検査士さんとの根気比べ!に負けた私は、何とな~くそんな気がする方向を答えると当たっている?…の繰り返しで、結果頑張ってしまったようになってしまいました…。あーん、これが白内障の手術の度数に影響しないといいけど…、と少し不安です。(は~っ、つくづく私はアホや!…でも、All About の大高先生の記事を久々に読み返してみると、医院のHPよりは綺麗に整った文章が多いのですが、大高先生らしい文章もあって、やっぱり面白かった ♪ オススメです!)
そして、実はその前夜、部屋から綺麗な三日月が見えたので、なにげに正常な左眼だけで見たら薄っすらダブって見えたのです!不安になったので、それを伝えた上で左眼も検査したのですが、左眼はバッチリ見え、裸眼で1.2ありました。
(レーシック術後から変わってませんでした。あ、でも左眼、遠くは見えるけれど老眼は進んでいるので近くは見えにくいんですよ!)
三日月がダブって見えたのは、乱視のせいでした。気になるほどではないし、他の病気ではなかったので安心しました。
そして、今のままモノビジョンにしたいので近レンズでお願いすると、いろいろな検査の結果から焦点50㎝のレンズが適切ということになりました。それより焦点の近いレンズだと不同視になるからだと。
…不同視?とお尋ねすると、
「屈折値の差が2ジオプター以上になると左右眼でモノの大きさが違って見える、というのが不同視です。不同視が起こらないようにレンズの度数を選択するのが鉄則です。もちろん、度数ズレする可能性がありますが。」 とのこと。
そうなんだ、そうか、焦点が50㎝…。
家で、定規をあててシュミレーションしてみると、パソコンの距離が50~60㎝で、デスク上の資料の距離が40㎝。パソコンは疲れ防止のためブルーライトカットの眼鏡をかけるので、パソコン使用時に眼鏡をかけるのはやぶさかではないのだけれど…。今私の右眼の焦点は30㎝まで近視になっていて、頭痛などはないのですがこれでは若干近すぎると感じていて、でも50㎝では…現在電車通勤中に少々混んでいても立ったまま裸眼で文庫本を読めているのですが、これはきっとできないな…。
ならば、40㎝くらいがちょうどいいのかも?
…でも、不同視になる=左右眼でモノの大きさが違って見えてしまう?と複視になる??
ん?…私、今既に、右眼の方が1.2倍くらい縦長に大きく見えてるけど!
左右眼でモノの大きさが違って見える…つまり既に不同視ってこと?あ、でも今モノビジョン状態で、両眼視していないから、それは不同視と言わない?んー??
ハッ!そういえば、アプリコットさんのブログで、しばらくコメント下さっていたマルさん!
黄斑前膜の術後間もなく、縦横どちらにも1.5倍も大きく見える不同視の状態が酷くて辛いとか嘆いていらっしゃったことを思い出しました!マルさんが手術されたのは4月でしたから…あれから、もう1年経ったんですね!早い!!…マルさん、私よりも10才もお若くて小さいお子様がいらっしゃるのに、遠くから通院してらしたけれど…その後専用眼鏡はうまくいったのかしら?お元気かしら?気になります 。。。
以下、 マルさんがお話されていた吉祥寺の眼鏡店の記事です。
( ↑ 2017.3.27)
( ↑ 2016.9.11)
そこで、不同視のことを更に調べていくと、だんだん分ってきました!
まず、ジオプター(Diopter)は英語で、ドイツ語のジオプトリ(Diptrie)と同義語で、略してDで表される光の屈折力の単位のこと。
凹レンズの近視の場合はマイナス、凸レンズである遠視・老視(=老眼)の場合はプラス、で表示。(大きく見える虫眼鏡は凸レンズ…その形が触ってみるとよく分かります!)
1m ÷ 本の文字のピントが合う距離、のよう。
例えば、私がこれから入れようとしている白内障の眼内レンズは近視用なので
焦点 1m なら、ー1D
焦点 50㎝ なら、ー2D
焦点 40㎝ なら、ー2.5D
焦点 33㎝なら、-3D
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という具合で、コンタクトレンズや、眼鏡の度数にも使われています。
確かに、私の左だけ度の入った老眼鏡(凸レンズ)の保証書に + 2.00 と書いてあります!そういえば、100均で売ってる老眼鏡にも、+1.0、+1.5、+2.0…と表示してありますよね!お~、少し賢くなった気分 ♪
そして、このジオプター(D)、コンタクトは眼に密着しているので見え方にほとんど差がないのですが、レンズが眼から離れた位置にある眼鏡では、数値が大きくなるほど近視レンズならよりモノが小さく見えてくるのです。
以下【不同視眼鏡研究会】なる不同視眼鏡の調整に力を入れている眼鏡店グループのHPを見つけたので、参考までに。
http://www.ggm.jp/hudoushi/hudou2.html
これ!分厚い近視の眼鏡をかけた人の眼が小さく見えたり、度の強い(つまり数値の大きい)老眼鏡をかけた人の眼が大きく見えたりするのは、私も前から感じていました!
そう!どうもポイントは眼鏡だったようなのです!
鄭先生がおっしゃったのは、おそらく「左右で2D(ジオプター)以上の差がある状態を眼鏡で矯正しようとしたときに、左右で大きさが違って見えてしまう不同視になりますよ」という意味だと理解しました!
眼鏡を使わなくても遠近見える ♪ モノビジョンも、正確にはほぼ眼鏡なしで済むといわれていて、全く眼鏡なしでいける保証は何もないのです。
実際に、私も今既に、パソコン距離は左だけ度の入った老眼鏡をかける方が見やすいので使っています。
なので、この先、加齢とともにゆくゆくは左眼も白内障が始まり視力が落ちてきたときに眼鏡で今の視力 1.2 に矯正しようとすると、不同視になるということでしょう。そのときはコンタクトにすれば不同視にはならないのでしょうが、今後高齢になってからのコンタクト生活もいかがなものかと考えてしまいます。(そもそもコンタクトが辛くなってきたから、レーシックをしたのですから)ならば、そんな高齢になるころはもうそんなに遠くがハッキリ見えなくても、1.2より弱い眼鏡にすれば不同視にならないのでは?
といろいろ考えた末、2D以内の焦点50㎝レンズかそれを若干超える焦点40㎝レンズか決めかねて「既に今右眼が 1.2倍 くらい縦長に大きく見えていることが少しでも緩和する方のレンズにしたいです!」と無謀にも鄭先生に迫ったら、それはさすがに予測不能とのことでした。。。
私の場合は、レーシックをしていることだけでも焦点ズレする可能性は他の人よりありそうですし…、それはもうその時!と肚を括って、あとは鄭先生にお任せするしかないのですが…。
ああ…肝心のレンズ、どっちにしよう?
実は焦点40㎝のレンズがあることも、予約に行ったとき検査中に偶然他の人が迷われていて検査員の方と長い事お話されていたのが聞こえて知ったのです。手術の1カ月前にはレンズの発注をかけるので、それまでに決めておいて、とかなんとか。だから、そろそろ、はっきりお返事しなくてはならないのですが…うー。。。
(本日、最長文字数3500字越えにて、この辺で、閉店ガラガラガラ…?)
ー*執刀主治医:鄭(てい)先生*-
(注:鄭先生には、ブログ掲載の承諾を得ています)