羊雲

羊 雲

✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

File5*右眼●ー*黄斑前(上)膜の術後*1年5カ月の今の見え方は?

黄斑前(上)膜手術当時49才だった為、白内障手術を同時にしなかった私の場合*ー

(黄斑前膜の術後*1年5カ月)

  f:id:white-ivy:20200225152424p:plain 後1年3ヵ月検診の記事では、慣れない画像張りに必死で…OCTを披露しただけで力尽きてしまい、肝心な見え方についてお伝えできていませんでしたね。 

術後1年5カ月経った今、右眼だけだと縦長に大きく見え(具体的に言うと、2m先のまん丸な壁掛け時計が1.1倍上方向に引き延ばして見え)縦横線もまだ若干ゆがんでいます。OCTの画像でもあれだけ正常なものと差があるのですから、こんなものかなと思っていますが、その右眼をもってして両目でどのように見えているのかを詳しくお伝えしましょう。

私は現在、術後の合併症である核硬化性白内障を発症していて、その急な進行のせいで右眼の裸眼視力が0.2くらいまで落ちています。よって、近くは(老眼が始まって見づらくなっている)左眼をカバーするがごとく、この近視になった右眼で見ています。そして、数年前にレーシック(近視矯正手術)をして遠くが見えるようになった左眼で遠くを見るという、モノビジョンの状態です。遠~近を見るのに、左右の眼でよりよく見える方を脳がうまいこと切り替えてくれているのです。遠~近距離へと脳が瞬時に切り替えているのですが、数か月かけて右眼の視力が落ちるとともに自然とモノビジョン状態になったので、頭痛がするとか、眼精疲労が増したということもありません。遠近どちらも見えるようになり、とても便利に感じて喜んでいます ♪ が、その見えるというのは字が読める!というような情報として識別できる!ということで、全体の画像としては(とても明るいところ、晴れた日の外など、は特に)違和感はあります。モノビジョンといっても、私の場合は完全に左右を切り替えているのではなく、反対の眼の画像が薄っすらと被っているから、左右の画像が一致しない分の違和感になるのでしょう。(おそらく明るいとことでは眼が画像をしっかりキャッチしてしまうからだと思うのですが。)でもまあ、もう慣れましたし、ここまで見えるようになったことに比べれば、このくらいの違和感にぶうぶうとは言えません!(術前は見えづらいどころではなく、見えなかったのですから…霞むというよりは、正に透明なゼリー状のものが眼に張り付いているようで見えなかったのです。そのままそれが硝子体の膜!だったのでしょうが。)

遠~中距離は主に正常な左眼で見ているので、当然、遠~中距離は正常な視界なのですが、単体で光るものだけは0.2まで落ちている右眼もそれが見えてしまうようで、お月様や信号、TVの赤い電源などは2つに見えたりダブって見えたりします。私は今は車の運転をしていませんが、正直この見え方で運転するのは怖いです。(必要があって慣れていけば、できないこともないとは思いますが、日差しの強い日や夜は特に怖いと感じるのでは?と想像します。ただ、白内障もダブって見える症状が出るようなので、白内障の手術をするとこのダブリは軽減するかもしれません。)

近くは主に右眼で見ているので、若干縦長に拡大して見えます。字が大きく見えるのは読みやすくなるので大歓迎なのですが ♪ 唯一、困るというか、改善できると嬉しいなあと思うのは、写真の人の顔がおでこの辺りを上方向に引き延ばしたように縦長に見えることです。これはみんなの顔が面長に見えるだけでなく、ちょっとブサイクに見えるのが悲しい;なので、正確に見たいときは、老眼鏡をかけ右眼をつむって左眼のみで見るのです。あとは、困るほどではありませんが、ハサミで真っすぐに切るとかシールを真っすぐに貼るといった正確な作業にはちょっと自信がありません。

どんな風に見えるまで回復するのかが、一番気になるところですが、術後1年半になろうとする今、回復は更に緩やかになっていて、今後劇的な回復があるとは考えにくいのですが…、私の場合は白内障の手術も近いうちに控えていますから、その術後にまたどのような見え方になるのか、記録していきますね!

追記;逆にスゴイ! と思うことを、ここで

左右であれだけ網膜の形が違うのに、ダブって見えるのは単体で光るものだけ、つまりそれ以外は、右か、左か、その間をとった画像、になっていてダブって見えないとこが、スゴイ!まあ、右眼の視力が落ちているからなのでしょうが、それでも脳の画像処理能力って、素晴らしい!と、私の体の中でのことなのに、無意識なところで頑張ってくれている私の体に(変な感じですが)感謝してしまいます ♪

それから、黄斑前膜になる前、両眼よ~く見えていた頃は、道を歩いていると前から来る人に視線を向けなくても、かなり遠くからそれが誰なのか分かったのですが、今は視線を向けないとすぐ近くですれ違っても分からない(それが人であることくらいは分かる)のですが、これが意外といいのです!余計な情報に振り回されないというか…、会いたくない人とすれ違っても気が付かないというのは、なかなかいいものなのです ♪

 

横浜相鉄ビル眼科医院 (横浜駅西口、神奈川県横浜市西区)

ー*執刀主治医*鄭(てい)先生*ー

(注:鄭先生には、ブログ掲載の承諾を得ています)