羊雲

羊 雲

✥ 復路の羊のふんわりノート ✥

ー*シンデレラ旅行記*ー

f:id:white-ivy:20200225142710p:plain 斑前膜の記事が続き、それに若干飽きてしまった(?)私は、我が大学時代の親友が、黄斑前膜の友として再び絆が強まったのをキッカケに、去年の夏、25年超ぶりで大学時代のサークル仲間に会った時のことを思い出しました***

時はバブル♪(世の中全体が浮かれていた空気に乗せられて、決して派手ではなかった私も在籍していた)複数の大学で構成する(いかにもその時代らしい)イベント企画サークルです。(黄斑前膜の友はここにはいませんでしたねぇ…)

来ていたのは、私を含む元女子2名と元男子10名ほどの関東に住む一部と福岡からの出張組でしたが、さすが軟派サークルで活躍していただけあって、元男子諸君はみんなそれなりにかっぷくが良くなっていたけれど、ちゃーんと髪があったせいか(?)あまり変わってなかったことに驚きました!(…聞けば、外見が変わってしまった人はこういう同窓会的な集まりには来ないのだそうだが…)

そこで、当時作った記念冊子を持ってきてくれていた先輩が、私が担当したページを見せてくれ、非常に恥ずかしいのですが当時流行ったバブルワードを交えながらの創作昔話(?)を書いたことをなつかしく思い出しました。。。その冊子は私が卒業する時だったので、印刷が間に合わなかったのかもらえずままだったのですが、原稿が出てきたので、記念にこちらに発表します ♪ 

ここ数年、昔話をパロッたCMが流行りのようですが…、何十年も前に似たようなことを私も考えていたようです。AパターンとBパターンが手元にあり、途中登場人物含め結構違うのですが掲載された方を発表しますね!(2パターン作ったことは、すっかり忘れていました。…何十年前の大学時代もついこの前のことのように思い出すのに、すっかり記憶から抜け落ちているものに気がついた時、やはり時が経ったのだなあと思ってしまいます。。。)伝統ある昔話を冒涜しているつもりはないのですが、なにぶん(当時)学生・ド素人の作ったデタラメ物語なので、そこはお許しいただいて、お暇な方はど~ぞ ♪

 

シンデレラ旅行記~ 掲載編

 

 かしむかし、あるところにシンデレラ(B型)という女の子がいました。シンデレラには眠れる森の美女(A型)、白雪姫(O型)、かぐや姫(AB型)という3人の仲の良いお友達がいました。4人はそろそろお年頃でしたが、誰にも決まったお婿さんはいませんでした。でもまあ平凡ながらもそこそこ平和な毎日でした。

 そんなある日、シンデレラが突然「私、今の生活にあきたわ。もっと違った新しい刺激が欲しい!どこか別の世界に行きたいわ!」とを決意しました。でも女の子の一人旅は危険なので、仲良しの3人を誘ってみたところ、眠れる森の美女は「そうね、みんなの意見を聞いてみてから…」と初めての旅だったので少し不安そうな様子。白雪姫は「OK!」とすぐに旅支度を始め、そしてかぐや姫は「おじいさんとおばあさんのお土産は何にしましょう?」と取らぬ狸の皮算用をしていました。

 そんなこんなで旅に出た4人、まずは隣村の ”みつぐ君桃太郎を訪ねて行くと、キジと猿と犬を連れて歩いている桃太郎に道でバッタリ会いました。シンデレラが「どこへ行くの?」と尋ねると、桃太郎は「鬼が島に鬼退治に行くんだ!きび団子はもうキジと猿と犬にやってしまったからないけれど、君達も鬼退治を手伝ってくれないか?」と言いました。みつぎ物の当てが外れてしまったシンデレラ達は「私達レディーをそんな危険なところへ?!しかも、何もないくせに何かしてくれだなんて、信じられない!」と言って、さっさと次の村へ行くことにしました。

 しばらく歩いていくと、いばらの森へ入ってしまいました。すると突然、眠れる森の美女が「眠いわ…」とバッタリ倒れてしまいました。「眠れる森の美女さんっ、大丈夫?」と身体をゆすっても目覚めません。面倒見の良い白雪姫が「誰か呼んでくるわ!」と言って森の外へ出ていくと、りんご売りのおばあさんに出会いました。先ほど、きび団子がもらえなかったせいで、すっかりお腹が空いていた白雪姫は、おばあさんに助けを求める前にりんごを買って食べてしまいました。と、そのとたん、その場に倒れてしまいました。なんとそのおばあさんは魔法使いで、りんごには毒が入っていたのです。おばあさんは「イッヒッヒ」と言って去ってしまいました。すると向こうから「ハイホーッ♪ハイホーッ♪」と唄を歌いながら7人の小人キープ君” がやってきて、白雪姫を運んで行ってしまいました。一方、シンデレラとかぐや姫は白雪姫が戻ってこないので心配していると、森の奥からパカッパカッと音がして、白馬に乗った王子様アッシー君” が”やってきました。王子様は眠っている眠れる森の美女を見ると「なんて美しい人なんだ!」と言いキスをしました。すると眠れる森の美女はパッチリと目が覚め「王子様、ありがとう♡」と言い、見つめ合う二人は馬に乗って一緒に行ってしまいました。

 取り残されたシンデレラとかぐや姫は、仕方なくしばらく歩くと小さな町にたどりつきました。辺りが暗くなってきたころ、後ろから3人の男が「かぐや姫様ー!」と追いかけてくるではありませんか。なんとその3人は前からかぐや姫に求婚をしていた都の ”スペア君” 達で広く浅くの性格のかぐや姫をもう待てないとここまで追いかけてきたのです。「帰りましょう!」としつこく迫る彼らに、かぐや姫は「そうね…、おじいさんとおばあさんも心配しているかもしれないし…でも…」といつまでもあれこれ言っていると、急に空が明るくなり月から牛車が降りてきました。あまりのまぶしさに動けないでいると、牛車はかぐや姫を乗せ空高く行ってしまいました。続いて、 ”スペア君” 達もかぐや姫を追いかけてどこかへ行ってしまいました。

 あまりの急な出来事にシンデレラはボー前としてしまい、そのまま朝がやってきました。一人取り残されたシンデレラが途方に暮れ歩いていると、【 家政婦募集 】の張り紙が目にとまりました。「こうなったら、一人でも強く生きていかなくては!」とそこで働くことにしました。

 しかし、そこの女主人は大変意地が悪く、とてもつらい毎日でした。そんなある日【 B-SELF城舞踏会 】の張り紙を目にしたシンデレラは「行きたいなー。私に時間とお金があればなぁ…。」と涙をこぼし、その涙が手に持っていたかぼちゃに落ちました。するとどうでしょう!魔法使いが現れ「Bッ!」と魔法をかけました。シンデレラはたちまち美しいドレスに身を包み、持っていたかぼちゃは馬車になり、シンデレラをお城へ運んでくれました。初めての舞踏会の華やかさに驚いたシンデレラは、思わずお立ち台に上って踊り始めました。そんなシンデレラに目が止まった王子様は一目でシンデレラを気に入り、シンデレラに手を差し伸べました。B-SELF城では、12時の鐘は鳴らなかったので、シンデレラと王子様は朝までゆっくり踊りました。そして、それからもシンデレラは ”本命王子様と幸せに暮らしたのでした。。。

 

めでたし めでたし***f:id:white-ivy:20191008230149j:plain***f:id:white-ivy:20191008230507j:plain***f:id:white-ivy:20191008231353j:plain

 

B-SELFとは、私が所属していたそのサークル名です。「バブル時代に踊らされながらも迷う乙女の心理が書きたかった!」…というヘビーなものではなく、ほんとにただの気まぐれなのです。ですので、後にも先にも私の作品(?)はこれだけです。…でも、今振り返ると、やはりそんな深層心理があったのかもしれない?とも思えてきました。。。ただ、周りからは「アイちゃん、こんなこと考えてるんだぁ!?」と面白がられ(アイビーだから、アイちゃんにしてみました。日本人っぽく。勿論本名ではありません。〇〇ちゃんよりイメージ湧きやすいと思いまして!)そして、以前から随所で漂わせていたらしい私の ” 不思議ちゃん ” 色を印刷物にして鮮明に残してしまいました。。。(当の本人としては、いたって普通にしていたつもりなのですが…、その後人生が進むにつれ、私のマイノリティは顕著になっていきました。それは、また後日!)

 

…私は、B型ではありませんし、お立ち台などめっそうもない壁の小華でしたけどね!(今や壁のツタですね…アイビーだけにね  ♪ )

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アイビーは、つる性で、乾燥に強く、日陰でも育つ丈夫な植物です。ほとんど花は咲きませんが、白・黄緑・黄色・赤・ピンクが混ざった葉色のものや葉形も種類がいくつかあり、明るいところで育てると、それはきれいなグリーンのグラデーションのような色になるものもあるのです。

葉がメインのアイビーですが、ちゃんと花言葉があることを最近知りました!

「永遠の愛」「友情」「不滅」といった、人と人との関係が長く続くよう願った花言葉をたくさんもっているらしいのです。

アイビーは以前から私の大好きな植物の一つで、さりげなく身近にありながら強い生命力を持ち、寄せ植えでは抜群な引き立て役であるのに、単体でもその可憐さをしっかり発揮しているところに魅かれ、何げなく付けたハンドルネームでしたが、こんな頼もしい花言葉があったなんて…惚れ直してしまいます♡